[ワシントン/グアテマラシティー 23日 ロイター] – トランプ米大統領は23日、グアテマラが米国への難民申請者に対する「安全な第三国」の取り決めで合意しないことを受け、同国に対して禁止措置や関税、送金手数料の賦課といった対応を検討していると表明した。
トランプ大統領はツイッターへの投稿で「グアテマラは安全な第三国を巡る取り決めに向けた米国との合意を破ることを決めた。われわれには動く用意がある」とした上で「『禁止』や関税、送金手数料のいずれかもしくはすべてを検討している。グアテマラは良からぬ態度を取っている」と述べた。
米国を目指す難民の受け入れ問題を巡り、グアテマラのモラレス大統領は訪米し、グアテマラを米国の「安全な第三国」とすることで合意するとみられていたが、グアテマラの憲法裁判所は先週、「安全な第三国」と宣言することに対する仮差し止め命令を下した。