[8日 ロイター] – 米配車大手ウーバー・テクノロジーズ(UBER.N)が8日発表した第2・四半期決算は、売上高が市場予想を下回った。
ウーバーの株価は引け後の時間外取引で約13%下落。同業リフト(LYFT.O)も連れ安となり、約2%安。
総売上高は前年同期比14.4%増の31億7000万ドル。しかし、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の33億6000万ドルを下回った。
純損失は52億4000万ドル(1株当たり4.72ドル)と、前年同期の8億7800万ドル(同2.01ドル)から拡大。今回の決算には、今年実施した新規株式公開(IPO)の関連費用39億ドルが含まれる。
コストは147%急増し、86億5000万ドル。研究開発費の急拡大が響いた。
グロスブッキング(収入総額)は31%増の157億6000万ドル。アナリスト予想は158億ドルだった。
世界の月間アクティブユーザー数は9900万人と、前四半期の9300万人、前年同期の7600万人から増加した。
コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は、競争環境は正常化しつつあり、状況は第1・四半期から「着実に改善した」と述べた。前日決算を発表したリフトも、ウーバーとの価格競争が一段落したとの見方を示していた。