【ニューヨーク時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は6日、日産自動車が韓国からの撤退を検討していると報じた。日韓両国の外交・貿易関係の悪化のあおりで販売が急減しているためという。
韓国輸入自動車協会が4日発表した8月の日本車の新規登録台数は、日本製品の不買運動の影響などで前年同月比56.9%減の1398台となった。とりわけ日産は87.4%減の58台と大きく落ち込んだ。
同紙によると、日産は世界的な事業再編の一環として韓国撤退を検討。数カ月前から韓国で販売を続けるべきか検討してきたが、日韓両国の関係悪化で議論が一気に加速したという。