【ワシントン時事】米民主党のヒラリー・クリントン元国務長官(71)は、2020年大統領選に名乗りを上げている同党のトゥルシ・ギャバード下院議員(38)を念頭に、ロシアが自分たちの利益となるよう「彼女を育てている」と告発した。米メディアが18日伝えた。民主党候補とロシアとの結び付きを強く非難する発言に、波紋が広がっている。
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クリントン氏は17日のインターネット番組で、名指しは避けつつ、「(ロシアは)民主党の大統領指名を争う誰かに目を向けており、彼女を『第3の党』の候補者に育てている」と述べた。民主党以外の野党から有力候補が出れば、共和党のトランプ大統領への批判票が分散するため、ギャバード氏がトランプ氏勝利を期待するロシアの陰謀に利用されているとの見方を示したものだ。