[ワシントン 20日 ロイター] – トランプ米大統領は20日、中国や習近平国家主席を大いに尊敬しているものの、新型コロナウイルスが中国で発生し、制御不能な状況になったことは遺憾だと表明した。 

トランプ大統領は記者会見で、習国家主席は友人であり、極めて良好な関係にあるとしながらも、「新型コロナが制御不能となったことは遺憾だ。中国で発生し、手に負えない状況になった。腹を立てている人もいる」と語った。 

会見に同席したポンペオ国務長官も、中国による新型コロナの情報共有の遅れが世界の人々をリスクにさらす結果になったとの認識を示した。 

ポンペオ長官は、新型コロナのリスクを中国は誰よりも先に認識していながら「中国共産党から専門家への情報伝達が遅れた」とした上で、「リスクの特定が遅れれば遅れるほどリスク要因は変化し、世界中の人々をリスクをさらす。誰かを非難するのではなく、必要な情報を皆で確実に共有していくことが重要だ」と述べた。