【リマAFP時事】ペルー中部ワンカベリカ州の警察は13日、アコバンバ郡の村で10日から監禁されていた通信事業社の技術者ら8人が解放されたと明らかにした。8人は既存設備の維持管理のため村に入ったが、次世代通信規格「5G」が新型コロナウイルスを広めていると信じる村人たちが監禁した。
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州警察によると、運輸・通信省や地元自治体、技術者らの雇用先「ジラット・ペルー」社が交渉団を組織し、解放に向け村人と話し合った。運輸・通信省報道官はラジオRPPを通じ、ペルーに5Gは存在しないと呼び掛けていた。州警察当局者は13日、「全員が解放された」と確認。負傷者もいないという。