北京市での新型コロナウイルス感染再拡大のピークは既に過ぎており、さらなる感染があっても「散発的」なものとなるはずだ-。中国のトップクラスの疫学専門家がこう指摘した。中国は、首都を部分的な封鎖に追い込んだウイルス再流行に対処できるとの自信を示そうとしている。
中国疾病予防コントロールセンターの疫学責任者、吳尊友氏は18日の北京でのブリーフィングで、同日に新たに感染が報告された21人は全員、6月12日より前にウイルスに感染しており、感染再拡大の「ピーク」は13日だったと述べた。
感染者がいつ症状を示し始めたかを表す曲線に基づく見解だと説明したが、専門家らがピークを確定した方法に関する詳細は示さなかった。
吳氏は「今後数日さらなる感染例の報告があるだろうが、それは既に感染したケースが徐々に表に出てくる過程だ。新たな感染が起きても散発的なものにすぎない」と話した。
原題:Beijing Virus Outbreak Has Been Contained, Top China Expert Says(抜粋)