[ワシントン 24日 ロイター] – 米共和党のマコネル上院院内総務は24日、11月大統領選の「勝者が来年1月20日に就任する」とし、これまで通り「円滑な政権移行が行われる」と述べた。
トランプ大統領は前日、大統領選で野党民主党候補のバイデン前副大統領に敗北した場合、平和的な政権交代にコミットするかどうかについて明言を避け、「何が起きるか見る必要があるだろう」と述べた。
マコネル氏以外にも、複数の共和党議員がトランプ大統領の発言に直接的な批判は避けつつも、平和的な政権交代に支持を表明。チェイニー元副大統領の娘リズ・チェイニー下院議員はツイッターへの「平和的な政権移行は合衆国憲法に明記され、米国の生存にとっての基盤だ。米大統領は憲法に宣誓を誓っており、その誓いを守ることになる」と述べた。
2016年に共和党の大統領候補指名獲得を争ったルビオ上院議員も「通常の大統領選よりも結果が判明するのに時間がかかる可能性はあるが、正当な結果になる」と主張した。
一方、トランプ大統領と親しいグラム上院議員は懸念を表明せず、「政権交代は平和的になると確約する」と言明した。
また、野党民主党の大統領候補バイデン前副大統領は、トランプ大統領の政権移行を巡る発言に「理不尽だ」とコメントした。