【ソウル時事】韓国野党「国民の党」の安哲秀代表(58)は20日、国会で記者会見を開き、来年4月7日投開票のソウル市長選への出馬を表明した。安氏は「野党系の統一候補として立ち上がり、政権の暴走を止めるけん引車の役割を果たす」と述べ、文在寅政権との対決姿勢を強調した。
ソウル市長選をめぐっては、与党「共に民主党」や最大野党「国民の力」が候補者擁立を探っており、安氏側と国民の力との候補一本化が実現するかが焦点となる。安氏はIT企業家出身で、前回大統領選(2017年)やソウル市長選(18年)に出馬したが落選していた。
次期ソウル市長選は、セクハラ疑惑が浮上した朴元淳前市長の自殺に伴う補欠選挙として行われる。