【ワシントン時事】ポンペオ米国務長官は18日のラジオのインタビューで、米国の複数の政府機関が受けた大規模なサイバー攻撃について「関わったのはロシアだとはっきり言える」と語った。政府高官がロシアの関与を公式に認めたのは初めて。

サイバー攻撃「継続中で深刻」 特別チームで対応―米政府

 ポンペオ氏は、サイバー攻撃に関し、第三者のソフトウエアを使って米政府のコンピューターシステム内にプログラムを埋め込む「膨大な取り組み」が行われたと指摘した。

 米メディアによると、問題が発覚して以降、国務省や核兵器を管理するエネルギー省国家核安全保障局のネットワークも侵入を受けたことが分かった。連邦捜査局は16日に「攻撃は深刻で現在も続いている」と認める声明を発表した。