【ワシントン時事】米司法省は8日、大統領選の結果を不服とするトランプ大統領の支持者らが連邦議会議事堂を一時占拠した6日の事件に絡み、13人を首都ワシントンの連邦地裁に刑事訴追したと発表した。捜査当局は乱入者の特定作業を続けており、訴追対象はさらに増える見通し。
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訴追された中には、ペロシ下院議長(民主党)の執務室へ侵入し、机に足を乗せて座る画像がネット上に流れた南部アーカンソー州のリチャード・バーネット容疑者(60)が含まれる。同容疑者はメディアに「俺は納税者だから(執務室に)入る権利がある」などと話していたが、不法侵入や公金窃盗などの容疑で7日に逮捕された。有罪なら最高で1年の禁錮刑が科される。
ローゼン司法長官代行は声明で、バーネット容疑者が議長執務室で座る画像について「極めて不快なものだ」と指摘。「議会襲撃で犯罪行為に及んだと明らかになった者は、法の裁きに直面する」と警告した。