【ワシントン時事】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は29日、中国政府による新疆ウイグル自治区でのウイグル族迫害や香港の統制強化、台湾への圧力に対し「(中国に)負担を強いる」とけん制し、厳しい姿勢で臨む方針を示した。オンラインイベントで語った。

米、対中貿易合意を見直し 同盟国と対応協議―報道官

 サリバン氏は中国への対抗手段として「負担の強要」に加え、米国の民主主義の修復、同盟国との連携、最先端技術を維持するための公共投資などを挙げた。大統領や国務省、国防総省などが中国に対して首尾一貫した対応を取ることも重要だと指摘した。