• マップボックスは株式上場目指し、複数のSPACと協議中-関係者
  • ピーター・シロタCEOはコメントを控えた

ソフトバンクグループのビジョン・ファンドが出資し地図情報の開発プラットフォームを手掛ける米マップボックスが、ソフトバンクG出資の特別買収目的会社(SPAC)と合併して株式上場する方向で協議中だと、事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開の協議だとして匿名で語った関係者によると、マップボックスは複数のSPACと話し合っており、最終合意はまだ。先に報じたスカイニューズによると、ソフトバンクGの「SVFインベストメント3」と協議中で企業価値の評価は最大20億ドル(約2160億円)となる可能性がある。マップボックスのピーター・シロタ最高経営責任者(CEO)は23日、コメントを控えた。

ソフバンクGのSPAC、米マップボックスとの合併で協議中-スカイ

  マップボックス(本社サンフランシスコ)はグーグルマップに対抗しつつある新興企業で、カーナビシステムで存在感を示そうとしている。この分野で米ゼネラル・モーターズ(GM)が採用する合意を今週発表したほか、昨年はBMWグループとも契約を結んだ。ブルームバーグニュースは3月、マップボックスの評価は10億ドルを超え、今年の売上高は1億ドルを上回る見通しだと報じた。

ソフバンクG出資のマップボックス、新CEOは自動車メーカーに照準

原題:SoftBank SPAC Said to Be in Talks for Vision Fund-Backed Mapbox(抜粋)