[リマ 9日 ロイター] – 南米ペルーの大統領選決選投票は9日も開票作業が続いた。選挙管理委員会によると、開票率99.8%の段階で、急進左派のペドロ・カスティジョ氏(51)の得票率は50.2%と、アルベルト・フジモリ元大統領の長女で中道右派のケイコ・フジモリ氏(46)に0.4%ポイントの僅差でリードしている。
大接戦となる中、ケイコ氏はカスティジョ氏陣営の「不正」を主張している。ケイコ氏と共に出馬しているルイス・ガラレッタ副大統領候補は9日、「不正を裏付ける全ての証拠を提示する」とし、党として弁護士と共に訴訟の用意を進めていると明らかにした。
両候補の支持が拮抗している票は約30万票とみられる。これらは選挙管理委が設置する特別委員会の集計が必要で、数日を要する可能性がある。