埼玉県は20日、さいたま市で実施中の新型コロナウイルスワクチン大規模接種を8月1~15日、休止すると発表した。同期間分のワクチンを配送できないと政府から連絡があったといい、大野元裕知事は記者会見で「国のガバナンスが失われている。あきれて言葉もない」と批判した。
県によると、休止するのはさいたま市の合同庁舎での大規模接種。政府から19日、米モデルナ製ワクチン1万4千回分を配送できないと連絡があった。理由の説明はなかったという。
県は8月から、生活に必須の業務を担うエッセンシャルワーカー向けの接種を始める予定だった。