[ワシントン 2日 ロイター] – 新型コロナウイルス禍で家賃が払えなくなった人向けに米政府が設けていた立ち退き猶予措置が7月末で期限切れになったことを受け、米民主党のペロシ下院議長は2日、ホワイトハウスに対し、同措置の復活を改めて求めた。

米下院は7月30日、同措置を10月18日まで延長する法案の全会一致での可決を目指したが、共和党議員1人がこれを阻止。これを受け、下院の民主党指導部は1日、同措置を10月18日まで即時延長するようバイデン政権に要請した。

ペロシ氏は下院民主党議員宛ての書簡で、議会の可決なしに同措置を再開するようバイデン政権に要請。再開により、議会がすでに承認した465億ドルの家賃支援の配布を迅速に行う時間を確保できるとした。

ペロシ氏によると、イエレン財務長官が3日に議会で立ち退き猶予に関する資金について説明する。