[北京 6日 ロイター] – 中国証券監督管理委員会(証監会)の易会満主席は6日、外国人投資家に対する資本市場の開放を一段と進めると同時に、国外上場の中国企業の監督に向け実用的な国際協力を追求すると表明した。

易氏は国際取引所連合(WFE)が主催した会議で行った講演で「開放と協力は、世界的な資本市場の避けようのないトレンドだ」とし、中国本土と香港の証券取引所の株式相互接続(ストック・コネクト)拡大のほか、上海証券取引所とロンドン証券取引所の同相互接続の改善などを検討していると明らかにした。

このほか、国外で株式を上場している中国企業の監督などを巡り「実用的な」協力を行う方針を表明。国際市場の相互関連を踏まえると、各国政府は「ゼロサムゲーム」的な発想から脱却する必要があると述べた。