[15日 ロイター] – 米国食品医薬品局(FDA)が米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、若年層への接種の正式承認を巡る決定を延期すると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が15日、関係筋の情報として報じた。
ファイザー・ビオンテック製ワクチンに比べ、モデルナ製ワクチンの接種によって、若い男性の間で心筋炎の発生リスクが高まる恐れがあるかを精査していることが理由という。
ただ、関係筋によると、実際にリスクが高まるという判断には至っていないという。
フィンランドやスウェーデンなどの北欧諸国は、ワクチンを接種した若年層の間でまれに心筋炎が発生するケースが報告されていることを受け、1991年以降に生まれた人へのモデルナワクチン接種を停止している。
WSJの報道を受け、モデルナの株価は約4%下落した。