[北京 24日 ロイター] – 中国不動産開発大手の中国恒大集団は24日、深センを含む6都市における10件以上の開発プロジェクトで建設を再開したと明らかにした。

恒大は中国各地の自社プロジェクト1300件のうち何件で建設停止を余儀なくされたか明らかにしていない。

8月31日には、サプライヤーや下請け業者への支払い遅延が理由で一部プロジェクトが停止になったとし、再開に向けて交渉中だと述べていた。

同社は24日、対話アプリ「微信(ウィーチャット)」への投稿で、建設を再開した一部プロジェクトが内装段階に入ったほか、最近建設が完了した建物もあると明らかにした。

また、建設を保証する取り組みによって市場の信頼感が強化されるとし、日時が表示された複数の建設現場の作業員らの写真を投稿した。

関係筋によると、恒大は9月23日に期限を迎えていたドル建て債の利払いとして、今月21日に8350万ドルを受託者の口座に送金した。今月23日が30日間の利払い猶予期間の期限だったことから、土壇場でデフォルトを回避したとみられる。