【ニューヨーク時事】週末7日のニューヨーク債券市場では、長期金利の指標となる10年物米国債利回りが一時1.79%と、2020年1月以来2年ぶりの高水準に上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを加速するとの警戒感が強まり、国債が売られたことが背景。
米労働省がこの日発表した21年12月の雇用統計では、人手不足で賃金が上昇基調をたどっていることが示された。市場ではFRBによる速いペースでの金融引き締めを後押しする内容と受け止められた。
債券市場では長期国債を売る動きが強まっており、7日は1.80%に迫る勢いを見せた。取引は結局、前日比0.04ポイント上昇の1.77%で終わった。
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