【ニューヨーク時事】米ブルームバーグ通信は7日、米金融大手シティグループが、新型コロナウイルスワクチン未接種の従業員を今月末に解雇すると報じた。14日までに接種証明書の提出を求める。米金融界では、出社する従業員にワクチン接種を義務付ける動きが広がっているが、未接種者の解雇に踏み切るのは初めてという。

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 対象となるのは米国内で働く約7万人。宗教上や健康上の理由で接種できない場合は免除する。シティは従業員にワクチン接種を義務付けており、接種率は9割以上に達しているという。金融界以外では、米IT大手グーグルの親会社アルファベットも未接種者を解雇する方針を示している。