[東京 19日 ロイター] – 19日午前の東京株式市場で、ソニーグループ株が9%超下落した。米マイクロソフト(MS)が前日、人気タイトル「コールオブデューティー」や「キャンディークラッシュ」を手掛けるゲームソフト開発のアクティビジョン・ブリザードを買収すると発表。ゲーム事業の競合激化が懸念されている。
MSによると買収額は687億ドル(約7.8兆円)で過去最大規模の企業買収となる。買収が成功すれば、MSは売上高で世界第3位のゲーム会社となる。
<ゲーム会社が逆行高、次の買収対象との思惑>
株式市場では日経平均が500円超の下げとなった一方、スクウェア・エニックス・ホールディングスが4%超、カプコンが6%超、任天堂が1%超と、ゲーム会社の株価が逆行高となった。
市場では「面白そうなゲームソフトを作れる企業が、次の買収対象になるのではないかとの思惑が出ている」(国内運用会社)との声が聞かれた。
任天堂の時価総額は約7兆円。