[サンフランシスコ 21日 ロイター] – 米半導体大手インテルは21日、最大1000億ドルを投じ、オハイオ州に世界最大級の半導体製造工場を建設すると発表した。アジアの製造拠点への依存度を下げる戦略の一環。

先進半導体の製造に向け、まず200億ドルを投じてオハイオ州に新工場2カ所を建設する。最終的には8つの工場を擁する1000億ドル規模の「メガサイト」に向けた第一歩となる。

建設場所は州都コロンバス郊外のリキング郡で敷地面積は1000エーカー。3000人の正規雇用、建設関連で7000人の雇用を創出する見込み。

パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は声明で「新工場は米国における先進半導体生産の新たな中心地となり、インテルの国内開発・生産体制が強化される」と述べた。

半導体メーカーは、世界的な半導体不足を受け、生産能力を拡大させている。