[26日 ロイター] – 米最高裁判所のリベラル派で最高齢のスティーブン・ブライヤー判事(83)が6月末までに退任すると、複数メディアが26日報じた。

ブライヤー判事は1994年、民主党のクリントン元大統領によって指名され、中絶や同性婚の権利、医療保険へのアクセスなど主要な問題の判決に関わったほか、死刑の合憲性に異議を唱えた。

バイデン大統領はこれまでに、最高裁に空席が出れば米史上初となる黒人女性を指名する考えを示している。ワシントン連邦高等裁判所判事を務めるケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏や、カリフォルニア州最高裁のレオンドラ・クルーガー氏が候補となる可能性がある。