【ワシントン時事】ブリンケン米国務長官は20日、CNNテレビに対し、ロシア軍のウクライナ侵攻がない限り、バイデン大統領はロシアのプーチン大統領と会談する用意があると述べた。ウクライナ情勢が緊迫する中、ぎりぎりまで外交努力を継続する姿勢を示した。

通常戦力の75%集結か ロシア軍、ウクライナ周辺に―米報道

 ブリンケン氏は「戦車が(ウクライナに)押し寄せるまで、いつでも、どのような形でも対話する」と指摘。首脳会談の時期や形式にこだわらない意向を強調した。一方、ロシアがベラルーシとの合同軍事演習を継続することに懸念を表明。「侵攻の寸前にあることは明らかだ」と語った。

 バイデン氏は20日に国家安全保障会議(NSC)の会合を開催し、ウクライナ情勢を協議する。