[ワシントン 25日 ロイター] – 日本、米国、韓国の高官らは、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を非難した。

米国務省のプライス報道官によると、米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表は、外務省の船越健裕アジア大洋州局長や韓国の魯圭悳(ノ・ギュドク)朝鮮半島平和交渉本部長と個別に電話協議を行った。

北朝鮮の国営メディアは25日、同国が24日の実験で「新型」のICBM「火星17」を発射したと報じた。

こうした中、米国務省のポーター報道官は、中国やロシアがICBMの発射を再開した北朝鮮に対し、これ以上の「挑発」をやめるよう促すべきだという考えを示した。

また、米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は「一層危険な挑発行為」を行っている北朝鮮への国際制裁を「更新・強化」するよう国連安全保障理事会に働き掛けると表明。ただ、具体的な内容には触れなかった。

中国の張軍国連大使は、「いかなる当事者も緊張を高めるような行動をとってはならない」とし、「米国は北朝鮮の正当な要求を無視し続けることはできない。早期対話再開への道を開くため、魅力的な提案をするべきだ」と述べた。