[25日 ロイター] – ロシアの国営石油最大手ロスネフチが実施した原油売却入札に対し、応札がなかったことが分かった。5人のトレーダーが明らかにした。ロシア石油大手が販売先の確保に苦戦していることが浮き彫りとなった。

入札を実施したのは5月・6月積みのウラル原油など650万トン。トレーダーによると、25日までに応札はなかった。

同社は先週、落札代金は全額ルーブルで前払いにすると発表。これまで大半の原油をトラフィギュラやビトルなど大手資源商社と長期契約で売却しており、入札を行うことはめったになかった。