[1日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)は1日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、4月から5月終盤にかけて大部分の地域で経済は控えめ、もしくは緩やかなペースで拡大したとし、需要抑制に向けたFRBの対応策の効果が出ている兆候が見え始めているとの認識を示した。

地区連銀報告は「小売業は、消費者が物価上昇に直面したことで若干の軟化が見られたと報告した。住宅用不動産業は、物価高と金利上昇による弱さを報告した」とした。

報告書は、5月23日までに12地区連銀が全国の調査先企業から受けた報告に基づき作成された。