[ロンドン 25日 ロイター] – 英与党・保守党の党首選で決選投票に進んだスナク前財務相は25日、中国は英国と世界の安全保障にとって今世紀最大の脅威だとの認識を示した。

スナク氏は声明で「中国は英国と世界の経済・国家安全保障にとって最大の長期的脅威だ」とし「英国と西側の政治家はあまりにも長い間、レッドカーペットを敷き、中国の極悪な活動や野心に目をつぶってきた。私は首相就任1日目からこれを変えていく」と述べた。

同氏は、中国政府系の孔子学院を英国で禁止すると表明。中国のスパイ活動に対抗する英国企業を支援するため情報機関を活用すると述べた。

戦略的に重要なハイテク企業など、英国の重要な資産について、中国による買収を禁止することを検討する意向も示した。

同じく決選投票に進んだトラス外相のスポークスマンは「(トラス氏は)中国に対する英国の立場を強化してきた。首相に就任し、世界中に自由のネットワークを広げる際にも、これは続く」と述べた。