[モスクワ 1日 ロイター] – ロシア中央銀行は1日公表した金融政策報告で、第3・四半期の国内総生産(GDP)伸び率がマイナス7%と、第2・四半期の同4.3%からさらに落ち込むとの見通しを明らかにした。
今年全体の成長率はマイナス4─6%、来年は同1─4%で、2024年にプラス1.5-2.5%まで回復する見込み。これは7月の利下げ発表時の予想と変わっていない。
中銀は「今年全体の落ち込み幅は4月に想定していたよりは小さくなる。同時に供給ショックの影響はより長引くかもしれない」と述べた。経常黒字も年後半に縮小するだろうという。
ロシアはウクライナ侵攻後に西側諸国が発動した幅広い経済・金融制裁をきっかけに景気後退(リセッション)に陥っている。