[ドバイ 3日 ロイター] – 米国とイランの両高官は3日、2015年のイラン核合意再建に向けた間接協議を今週ウィーンで再開すると述べた。ただ、合意に達する見込みは低いという。
イラン側の交渉責任者であるアリ・バゲリ・カニ氏はツイッターで、核合意再建は米政府次第だとし、米政府に対して「分別があることを示し、責任ある行動を取る」よう要請。「交渉進展のためにウィーンに向かう」と述べた。
イラン外務省の報道官は、イランは自国の権利を保証する合意に達する用意があると述べた。
イラン当局者によると、協議は4日に再開されるという。
米国のイラン担当特使、ロブ・マリー氏は、ウィーンに向かう用意をしているものの、大きな進展は期待していないと示唆。ツイッターに「われわれの期待は抑えられているが、米国は欧州連合(EU)の取り組みを歓迎しており、合意に向けて誠実に試みる用意がある。イランが同じように用意できているかは間もなく明らかになるだろう」と投稿した。
マリー氏によると、EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表が最近提案した文書に基づいて会談が進められるという。