[北京/台北 10日 ロイター] – 中国人民解放軍の東部戦区司令部は10日、約1週間に及んだ軍事演習で台湾周辺でのさまざまな任務を「成功裏に完了した」と発表した。
その上で、台湾海峡の情勢変化を注視し、定期的にパトロールを行い、実戦に即応できるよう今後も軍事訓練を実施するとし、引き続き台湾に圧力を掛けていく姿勢を示した。
東部戦区司令部は声明で、台湾周辺における空と海の合同軍事演習が成功裏に完了し、統合戦闘力を効果的に検証したと説明。
今後も台湾海峡情勢の変化を注視し、実戦を想定した訓練を続け、国家の主権と領土の一体性を断固守るとした。
台湾国防部(国防省)は、10日に中国軍の戦闘機17機が台湾海峡の中間線を越えて台湾側に入ったと指摘した。