[10日 ロイター] – 米ニューヨーク市は来年後半にも、1日最大23ドルの渋滞料金を導入する可能性がある。10日に公表された調査によると、マンハッタンに入る車の数を15─20%減らすことができるとみられている。

マンハッタンのミッドタウンから南端までを中心ビジネス地区(CBD)と定義し、CBDに入る、もしくはとどまる車に1日当たりの変動料金を課したい考えだ。

英ロンドンは2003年に同様の制度を導入しているが、米主要都市では初の試みとなる。

ニューヨーク議会は19年に計画を承認済みで、21年の開始が予定されていたが、当時のトランプ政権は必要な措置を講じなかった。

料金導入を承認する必要がある連邦高速道路局(FHWA)は10日、環境評価を承認したとして9月9日まで一般の意見を募ると表明した。決定時期は明らかにしなかったが、都市交通局(MTA)は当局の承認から最長10カ月で料金が導入される可能性があるとした。