1991年に訪朝し、乾杯する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者、文鮮明氏(左)と北朝鮮の金日成主席(EPA時事)
1991年に訪朝し、乾杯する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者、文鮮明氏(左)と北朝鮮の金日成主席(EPA時事)

 【ソウル時事】北朝鮮は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者、文鮮明氏の死去から10年となるのを前に、遺族へ弔電を送ったと発表した。朝鮮アジア太平洋平和委員会の名で13日付で送られたという。

「国がカルト対策を」 旧統一教会めぐり専門家―安倍氏銃撃1カ月

 北朝鮮の宣伝サイト「わが民族同士」によると、「民族の和解と団結、国の統一と世界の平和のために傾けた文鮮明先生の努力と功績は末永く追憶されるだろう」と記した。

 文氏は2012年9月3日に死去した。現在の北朝鮮の平安北道出身で、1991年に訪朝し、故金日成主席と会談した。死去の際には金正恩労働党第1書記(当時)が弔電を送った。