[ロンドン 15日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は15日、ロシアは世界の同盟国に先進的な兵器を販売し、軍事技術の開発で協力する用意があると述べた。

プーチン氏はモスクワ近郊で開催された兵器展示会で行った演説で、ロシアの兵器は他の国よりも先進的だと表明。中南米、アジア、アフリカ諸国との関係を重視しており、最新兵器を提供する用意があるとし、「小火器から装甲車、大砲、無人飛行機に至るまで、最新の兵器を同盟国に提供する用意がある。ほとんどすべての兵器が実戦ですでに複数回使用されている」と述べた。

ロシアがウクライナ侵攻を開始してから半年が経過。西側諸国のアナリストはロシア軍の兵器の能力の低さが露呈しているため、これまでロシアの兵器に依存してきたインドなどの国への兵器輸出に影響が出る可能性があるとの見方を示している。

ただプーチン大統領は、ウクライナ東部ドンバスでロシア軍と親ロシア派勢力は全ての任務を果たしているとし、「一歩一歩、ドンバスを解放しつつある」と表明。「ロシアは広範で包括的な軍事・技術協力の発展を支持している。これは多極化しつつある世界で特に重要だ」と述べた。