【ソウル時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹の与正党副部長は18日付の談話で、非核化に方針転換すれば経済支援するという韓国の提案について「絶対に相手にしない」と拒否した。朝鮮中央通信が19日、報じた。
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与正氏は「北朝鮮が非核化措置を取るなら」という前提からまず誤っていると非難し、「国体」の核兵器と経済協力は交換できないと主張。韓国の尹錫悦大統領の今回の提案は、同じく保守系の李明博政権が2008年の発足当初に掲げた構想「非核、開放、3000」の「複写版」にすぎないと批判した。「実現から懸け離れた愚かさの極致」とこき下ろした。