[9日 ロイター] – 米ツイッターのオーナーとなったイーロン・マスク氏は9日、ツイッターの運営方針に懸念を強めている広告主らに向けて、今後真実を追求するとともに偽アカウントを一掃したいと改めて自身の考えを説明し、安心するよう呼びかけた。またこうした面で、有料定額サービスを値上げしてアカウントが本物であることを示す「認証バッジ」を付与することがより重要になると訴えた。
マスク氏は「あるアカウントが詐欺的行為に関与していれば、われわれは停止する」と述べ、ツイッターを正しい内容を伝える興味深く楽しい存在にしていくつもりだと付け加えた。
ただマスク氏のツイッター運営を巡る「朝令暮改」で混乱も起きている。同氏は9日、一部認証済みアカウントに導入したばかりの「公式ラベル」を「廃止した」と明かした。
こうした中でゼネラル・モーターズ(GM)やゼネラル・ミルズといったツイッターの主要広告主は、マスク氏がコンテンツ監視を緩めるのではないかとの懸念から、広告を引き揚げつつある。市民団体のグループも、マスク氏が従業員の約半数を解雇したことを受け、広告主に広告掲載を止めるよう圧力をかけている。