[東京 2日 ロイター] – 鈴木俊一財務相は2日、向こう5年の防衛経費について「これまで中期防衛力整備計画は5年間で20兆円台を維持していた。30兆円を超えて増額することになれば大きな歴史の転換点になると考えている」との認識を示した。同日午前の閣議後会見で語った。
新たな防衛経費については「防衛省などの関係省庁と調整し、有識者会議の提言を踏まえつつ、与党ともよく連携して防衛力強化の内容、規模、財源を一体的に検討していく」と述べた。総額については「今まさに調整中で、過程にある」という。
為替にも言及し「水準の変化については注意深くみていきたい」とした。