[ソウル 5日 ロイター] – 韓国の情報機関、国家情報院は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が李容浩元外相を粛清したと指摘した。処刑されたかどうかは不明という。説明を受けた国会議員が5日明らかにした。

李氏は、2018年から19年にかけて正恩氏とトランプ米大統領(当時)の米朝首脳会談で重要な役割を果たした。19年のベトナムでの首脳会談が物別れに終わった後、公の場に姿を見せていなかった。

北朝鮮国営朝鮮中央通信(KCNA)は1日、軍で正恩氏に次ぐ地位にあった朴正天氏の解任を報じた。

これについて国家情報院は、訓練中の準備不足と指導力不足が解任の原因との見方を示したという。「正恩氏は軍の指導部の総入れ替えし、最終的に軍の支配力強化を目指している」と議会情報委員会の議員は述べた。