驚くべき見出し、中身はそれ以上に衝撃的だ。昨年9月26日、バルト海でノルドストリームが何者かによって爆破された。ロシアとドイツを結ぶ天然ガスの海底パイプライン。ノルドストリーム1と2の2本ある。
ロシアが「特別軍事作戦」と称してウクライナに侵攻したのが昨年の2月24日。ロシアの侵略に立ち向かうウクライナを支援する米国をはじめとした西側諸国は、ロシア産原油の輸入停止など強力な経済制裁で立ち向かう。
その最中に起こったのがのドルストリームの爆破だ。犯人探しは今も続いている。そんな中で、犯人は米国、しかもバイデン大統領が直接命令した。ピューリッツァー賞の受賞者であり、米国を代表する調査報道記者のシーモア・ハーシュ氏が暴いたのである。
爆破計画はホワイトハウスが綿密に練り上げ、ノルウェー軍の協力を得て実行された。恒例となっている真夏のNATO演習を隠れ蓑に、遠隔操作で作動する爆発物が仕掛けられる。3カ月後の9月26日、無線操作によって4本あるノルドストリーム・パイプラインのうち3本が破壊された。
長文の調査リポートを「独立言論フォーラム」(isf)が日本語に翻訳した。これだけのニュースを日本のメディアはほとんど報道していない。全文を直接転載することができないため、同フォーラムの指示に従いリンクでこの記事を紹介する。