[東京 11日 ロイター] – 日銀が11日発表した4月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.2%増の603兆2955億円となり、2000年1月以降で最高を更新した。不動産関連や原材料高、経済活動の改善に伴う資金需要が続いている。
業態別にみると、都銀等の貸出平残は3.6%増の241兆6005億円、地銀・第二地銀は3.5%増の284兆4668億円と1991年7月以降の最高を更新した。信金は1.1%増だった。いずれの業態も前年比伸び率は前月を上回った。
4月の預金平残は、都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比2.2%増の1037兆0186億円。
(和田崇彦)