[東京 17日 ロイター] – 日本政府観光局(JNTO)が17日発表した4月の訪日外国人客数は194万9100人(推計)だった。新型コロナウイルス流行前の19年同月比では33.4%減だったが、前月に続き22年10月の個人旅⾏再開以降では最高を記録した。東アジア地域が堅調に回復したほか、東南アジア・欧米豪地域では祝祭日による需要の高まりがあった。

国・地域別では韓国が46万7000人で最も多く、次いで台湾の29万1600人、米国の18万3900人、香港の15万2800人、タイが12万1000人。

中国は10万8300人で、前月の7万5700人から増加した。19年同月比では85.1%減。日本行きの海外旅行に関する制限措置や帰国時の入国制限の継続、日本側の水際規制などが引き続き響いたが、労働節の連休などが押し上げ要因になった。