バイデン米大統領は21日、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)閉幕後に記者会見し、広島市の平和記念資料館(原爆資料館)や原爆死没者慰霊碑の訪問について「核戦争の破壊的な現実を強く想起させた」と述べた。その上で「核の脅威のない世界」に向け、G7各国と共に努力すると決意を語った。
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バイデン氏は19日に他のG7首脳らと資料館を訪れ、慰霊碑に献花。会見では「平和構築の努力を決して放棄しないという(各国)共通の責任」を痛感したと振り返った。
バイデン氏は対中関係について、デカップリング(分断)ではなく、リスク低減と関係の多様化を望んでいると強調。中国の偵察気球問題で停滞していた米中対話に関し、「近いうちに雪解けが見られるだろう」と言及した。米中経済閣僚が近く米国内で会談する予定で、対話の機運が高まる可能性がある。