バイデン米大統領は21日、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)閉幕後に広島市内で記者会見し、連邦政府の債務上限引き上げ問題を巡り「(野党共和党の)提案の大半は受け入れられない」と批判した。ただ「デフォルト(債務不履行)の選択肢はない」とも明言し、協議で妥協点を探る考えを強調した。

繰り返されたずさんな銀行経営 高額報酬、リスク追求招く―米

 バイデン氏は、債務上限引き上げの条件として共和党が提示した歳出削減に応じる姿勢を示す一方、エネルギー業界に対する減税案などは「党利に沿った条件だ」と一蹴。同党のマッカーシー下院議長と21日中にも電話で協議すると明らかにした。