[東京 1日 ロイター] – 松野博一官房長官は1日午前の記者会見で、北朝鮮が前日に打ち上げたとする人工衛星について、情報を総合的に分析した結果、日本政府としても「衛星の打ち上げを試み、それに失敗した」と判断したと明らかにした。その上で、北朝鮮が衛星だと称していても弾道ミサイル技術を使用したいかなる発射も禁止されており、引き続き国連安保理決議の順守を求めていくと述べた。

北朝鮮は5月31日、「軍事偵察衛星」とする飛翔体を南方へ打ち上げた。国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると、ロケットの2段目に異常が生じ海に落下した。欠陥を検証し、近く再打ち上げを行うという。