[キヘイ(米ハワイ州)17日 ロイター] – 大規模な山火事が起きた米ハワイ・マウイ島のマウイ郡緊急事態管理局のハーマン・アンダヤ局長が17日、辞任した。郡首長は辞任は健康上の理由と説明したが、山火事への対応を巡る発言で、住民やメディアから非難されていた。

住民からは、緊急サイレンが鳴っていれば、これほど多くの犠牲者は出なかったとの声が上がっている。危機管理当局は、サイレンが効果的でなく混乱を招くとして使用を見送った。

アンダヤ氏は、山火事発生から1週間以上経過した16日に初めて会見に姿を見せ、緊急サイレンについて「住民はサイレンを聞いたら高台に避難するよう訓練されている。サイレンを鳴らしていたら、人々は山に向かい、火事が起きている場所に行っていただろう」と述べていた。

郡首長は、早急に後任を決めると説明した。