[東京 1日 ロイター] – 財務省が1日発表した4─6月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比4.5%増だった。プラスは9四半期連続。季節調整済み前期比ではマイナスに転じた。
設備投資のうち、製造業は前年同期比4.9%増、非製造業は4.4%増となった。製造業では金属製品や業務用機械が投資を増やした。非製造業では卸売業や小売業などがプラスに寄与した。
一方、情報通信機械や電気機械、不動産業などはマイナス寄与だった。季節調整済み前期比では1.2%のマイナスだった。
国内総生産(GDP)改定時の基礎となるソフトウエアを除く全産業の設備投資額は前年同期比4.4%増と、9四半期連続のプラスだった。法人企業統計は8日公表の4─6月期GDP2次速報に反映される。
全産業の売上高は前年同期比5.8%増と、9四半期連続の増収だった。経常利益は11.6%増で、2四半期連続の増益となった。輸送用機械や生産用機械が増益に寄与した。