【ロンドン時事】英政府は11月1、2日、人工知能(AI)がもたらすリスクについて議論する「AI安全サミット」をロンドン近郊で開く。日本を含む28カ国から、政府代表やAI企業トップら約100人が参加する見通し。西側諸国が安全保障上の脅威と見なす中国も招かれており、実際に同国の代表が出席するかにも注目が集まっている。
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会場は第2次大戦中に英数学者アラン・チューリングらがナチス・ドイツの暗号「エニグマ」の解読に取り組んだ拠点「ブレッチリー・パーク」。コンピューター科学の発展の歴史において重要かつ象徴的な場所だ。サミットではAIが犯罪やテロに悪用されたり、人類がAIを制御できなくなったりするリスクや対処法などについて協議する。