[ニューヨーク 2日 ロイター] – 米ニューヨーク州連邦地裁の陪審は2日、暗号資産(仮想通貨)交換業大手FTXトレーディングの創業者で前最高経営責任者(CEO)のサム・バンクマンフリード被告に対し、顧客資金を不正に流用した詐欺などの罪で有罪評決を下した。
約1カ月にわたる裁判で、検察は同被告がFTX利用者の資金80億ドルを盗んだと主張した。
陪審は約4時間の評議の結果、詐欺や共謀の7つの罪全てについて有罪と判断した。バンクマンフリード被告はいずれも無罪を主張していた。
量刑は来年3月28日に言い渡される見通しで、数十年の禁錮刑となる可能性がある。
バンクマンフリード被告の弁護士は声明で、同被告が引き続き無実を主張しており、起訴と闘い続ける意向だと述べた。
FTXは昨年11月に米連邦破産法11条の適用を申請し経営破綻した。
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