[東京 7日 ロイター] – 総務省が7日発表した9月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年同月比マイナス2.8%だった。消費支出の前年比減は7カ月連続。季節調整済み前月比では実質0.3%の増加となった。
ロイターがまとめた事前調査によると前年比はマイナス2.7%、前月比はマイナス0.4%とそれぞれ予想されていた。
統計によると、1世帯あたりの支出額は28万2969円で、名目ベースでは前年同月比0.7%の増加となった。季節調整済み前月比はプラス幅を縮小した。
項目別では「食料」に対する支出が引き続き減少した。設備修繕・維持や家賃地代など「住居」が2カ月ぶり、家庭用耐久財や家事用消耗品など「家具・家事用品」が2カ月連続でそれぞれ実質減少となった。
一方、自動車等関係費や交通など「交通・通信」は2カ月連続の実質増加だった。
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